平成24年3月9日、一般質問

平成24年6月21日、一般質問

平成24年9月12日、一般質問

平成24年12月12日、一般質問

須佐まもる は、町民のお困りごとに真摯に耳を傾け、提言し、解決に向け実行に移します!!

 

 

6月議会(6/21)


質問件名「行政改革大綱の見直しについて」

質  「行政改革の見直しは」


答  「10月下旬に事業仕分けを実施する予定である」
 

問  行政改革大綱の見直しが答申されたが。

町長 「行財政改革戦略プラン」が推進委員から答申された。「選択と集中」により改革を進めていくものだが、1点目として「事業仕分けの実施、2点目として公共施設の統廃合。3点目に財務諸表の整備。経営責任の明確化。4点目に町民と職員のワークシェアリング。5点目にチェック体制の整備がある。

問  特に事業仕分けとワークシェアに注視したいが。

町長 10月下旬に事業仕分けを実施する予定で準備している。

問  疲弊する町民が多くなる中、イベントの警備など町民でもできることはワークシェアすべきと考えるが。

町長 財政が厳しい中、臨時でも町民に仕事をシェアすることは難しい。
 


質問件名  「 第五次総合計画について」

問  人口増加策の具体案は?

町長 観光業を活性化することにより、他の産業や6次産業への波及効果に期待したい。雇用が確保されれば収入が安定し、町内経済を活性化できるし、交流人口を定住化できると考える。

問  ファルマバレー構想の取り組みは?

町長 医療と健康をテーマに産業の活性化を図る県の取り組みであり、温泉や食、健康や癒しをテーマにした温泉宿ネットワーク「かかりつけ湯」に11施設加盟している。当町としては一致した取り組みがあれば支援していきたい。

問  今後、国内において医療産業の伸びが期待されている。東部にコンベンションセンターが開場することも考えれば。新たなビジネスチャンスと見るが。

町長 地理的に難しい面もあるが、庁内の若手職員が総合計画の勉強会を開きたいと言っている。可能性を探りたい。
 


質問件名  「 熱川地区の活性化について」

問  まちづくり協議会の現状はどうなっているか。

町長 昨年度実施されたの「奈良本・熱川まちづくり協議会」を受け、熱川温泉を総合的に整備する段階に入った。外部スタッフに工学院大学建設学部の西森准教授を迎え、プロジェクトの提案をお願いしている。

問  奈良本と熱川の協働が必要と考えるが?

町長 その通りで、従来の慣習や枠組みにとらわれずに、熱意を持って取り組んでもらいたい。

問  温泉熱発電の見通しは?

町長 中間報告では、熱川温泉だけに採算が認められるというものだった。

問  売電価格が1kwあたり42円(税込)の価格が付いたが、一方で「白紙に戻す」というという報道もあるようだが。

町長 県の企業局は採算性を重視している。配管設備等に想像以上の初期投資がかかるようだ。

問  温泉熱発電からまちづくりのうねりが起こった。決意のほどは?

町長 今後も県に働きかけ、誘致に向け努力していく。
 


質問件名  「防災対策について」

問  災害対策本部機能の移転の真意は?

町長 本部機能はもとより、住民生活に関わる部署の移転も考えている。

問  下田では検討委員会を設置して移転先を決定したが。

町長 当町でもその方向で検討していきたい。

問  4/23、5/2の豪雨で、地元紙に“避難勧告”の報道があったが事実か?

町長 避難勧告は町長が発するもので、土砂災害警戒情報が誤って伝えられた。

問  国の指導により『避難勧告等の判断伝達マニュアル』の策定が求められ、県内でも9割を超える市町が策定済みだが?

町長 当町でも昨年3月に策定済みである。

問  伊東市では「竜巻注意情報」が緊急メールで発せられたが?

町長 東伊豆町は竜巻が起こりづらい地形ということだが、町民の安全第一を考え配信するかどうか検討したい。
 

 

月議会(9/12)


質問件名  「学校教育について」

質  「当町の“いじめ”対策は」

答  「「常にいじめは起こり得る」という認識を持ち、生徒指導にあたっている

 

問  全国的に「いじめ」による被害が報告され、自殺に追い込まれるケースもあると聞くが。

教育長 小さないじめも見逃さないように努力し、教師が子どもと接する時間を多くもつ。また、保護者との人間関係を築いて、気軽に相談できる雰囲気づくりに心がけている。さらに、子どもたちで考えた「子供が作るいじめ対策」で意識の高揚を図っていきたい。

問  町内の中学校では女性教諭が少なく、女子生徒の気持ちを汲み取れないのではないか。

教育長 賀茂地区では中学校に女性教諭が少なく小学校では男性教諭が少ない。改善されるように働きかけたい。

問  小学校において、夏休みや9月以降もプールができないか。

教育長 他の町村で事故があってから、PTAと協議して廃止した経緯がある。

問  河津町では、夏休みも指導員によりプールが行われていると聞くが。

教育長 夏休みは子供を家庭・社会にお返しする方針だ。

問  プール開きが6月初旬では寒い。東賀の水泳大会も9月に設定したら上達するのではないか。

教育長 軽々に「はい」とは言えない。

 


質問件名  「 観光の問題について」


問  夏の入り込み状況は。

町長 宿泊に関しては前年比101%でわずかな増であったが、前々年比は92%で期待を裏切った。小売業も軒並み5〜10%減で推移している。

問  熱川海水浴場は砂不足が続いて、岩が突起して危険な状態が続いている。

町長 3年前7,000㎥の砂を投入してもらったが、高波等の影響を受けた。

問  10年以上前に、南寄りの堤防にスロープと階段を設置したが、半分以上砂に埋もれている。防災面でも危険を生じていることから砂を戻してもらいたいが。

町長 町でできる事はやっていきたいし、今後も下田土木事務所に整備を要請していきたい。

問  観光と防災を一体させた「防災モニターツアー」を企画したら、従業員の訓練にも役立つと思うが。

町長 防災訓練は旅行者のニーズやトレンドに左右するものではない。

問  防災に対する意識の高さをPRすることにもつながると思うが。

町長 逆に風評被害を招きかねず、引き続き、安心して訪れる町を目指したい。

問  穴切湾が隠れた名所になりつつあるが、落石の危険が否めない。整備できないか。

町長 県に要請したが断られた経緯があり町単独での整備は難しい。 

 


質問件名  「 風力発電施設について」


問  天目の風力発電施設について、12月に一歩踏み込んだ対応を約束したがこれといった進展がない。住民の要望はCEF側に届けられているのか?

町長 約束ではなく、要望していきたいと答弁したつもりだ。今後は内容証明
を付けて、住民の要望を文書にして発送したい。

問  それは約束できるのか。

町長 約束する。

問  町の風力発電施設では、買取価格の上昇により収入が増えるとか聞いたが。

町長 再生可能エネルギー法が施行され、現行の11.2円から18円台が推測される。(税込19.45円に決定)

問  増収益の活用は?

町長 エコ構想に可能な範囲で活用していきたい。また、風車の基金積み立ても考えている。

 


質問件名  「行政改革について」


問  10月27日の事業仕分けは、どのような形で行われるのか。

町長 委託した事業仕分けチーム2名と町内の有識者2名、それにコーディネーターが加わり7事業程度を議論する。
当日は公開の場で行われるので多くの町民に傍聴してもらいたい。

問  役場の窓口まで町民を案内する「コンシェルジュ」を配置したらどうか。

町長 以前、総合案内係を配置したが利用率が低く廃止した経緯がある。

問  東京のある市では、退職した職員を再雇用してその任にあたらせ、たいへん評判がいいと聞くが。

町長 先月、管理職会議において、職員が来庁舎に気づかず声が掛けづらいという事案が報告された。早速、各課カウンターには「お気軽に声をお掛け下さい」という看板を設置したところだ。

問  東京では市民に対して「お客様」と言っている。当町の対応はどうか。

町長 職員は「お客様」の気持ちで接しているのでご理解いただきたい。

 

 

12月議会(12/12)


質問件名  「町の交通アクセスについて」


質問:北川・大川地区の児童の通学費について、
    義務教育でありながら本人負担が続いているが。

答:通学費補助の方向で検討したい。



問 熱川中学校では帰りが遅くなるということで部活ができないと聞くが。

教育長 新カリキュラムの関係で放課後に部活の時間を取れない。

問 スクールバスは投入できないのか。

町長 財政的にとてもできない。

問 大川の子どもは自主運行バスを利用していないと聞く、稲高生の利用しやすい時間に走らせることはできないのか。

町長 ダイヤは町の管理だが、増便に関しては東海バスに要望をしていきたい。

問 以前も提案した三重県玉城町の「デマンドバス」だが、当町は園芸農家が多く、別荘住民もいることから里山の交通需要が今後増えていくと思うが。

町長 検討の余地はあるが、福祉分野に金が掛かり過ぎる。対応は難しい。
 

※熱川地区からのバスは自主運行バスとしての対応になっている。便数も一本で、7時25分(始業の1時間前)に到着するという不便なパスだ。一方稲取駅からのバスは採算性があるとして、東海バスが運行している。

 

          稲取駅からのバス路線

 

発時刻

着時刻

所要時間

運賃

 

自主運行バスの
利用状況

 20年度 56,200
 21年度 50,000人
 22年度 62,700
 23年度 53,200
 24
年度 59,300(推計)

7:11

7:16

約5分

190円

7:35

7:40

約5分

190円

7:48

7:53

約5分

  190円

8:04

8:09

約5分

190円

8:07

8:12

約5分

190円

 

質問件名  「細野高原のイベントについて」


問 伊豆が「日本ジオパーク」に認定されたことを思うと、巨大風車の建設は景観や自然環境に影響があると思うが。

町長 ジオパークは世界自然遺産とは異なる。風力発電が障害になるとは考えていない。また、航空灯は2.3機に一つ付けるなどの対応をお願いしていきたい。

問 町の景観条例制定は。

町長 いま、町の「景観ビジョン」についての方向性を探っている。条例制定も含め、より豊かな景観形成のあり方を検討したい。

問 町立体育館のスコリア丘を見直し、黒根・細野とジオで結ぶことにより、ゴルフ場から中の平への道を整備できないか。

町長 スコリアだけでは人を呼べない。細野高原のジオと結び付けることは有効だと考える。

問 東伊豆町にはNPO法人がないが、イベントスタッフを確保する意味でも、法人設立の手助けができないか。

町長 この点は頭を痛めている。一つでも設立できるよう町がサポートしていきたい。



入谷区からの要望書を採択し、現地の事情を視察
する議員団。入谷・横坂付近で道路幅を計測。

 

質問件名  「水道事業について」


問 稲取第二中継ポンプ場の事故処理は適切に行われているか。

町長 二次災害が起きないよう応急工事を施し、現在、大型ブロックを積んで復旧工事を進めている。

問 このような事故を二度と起こさないための再発防止策は?

町長 水位計を交換し電極棒を設置するなど、異常水位を感知するため二重制御の形を取った。

問 新たな水源確保に向けた調査は?

町長 昨年は奈良本地区を、今年は入谷の熊口周辺を調査している。現在データを解析しているところだ。

水道課長 奈良本地区では芳しい結果が出ないが、稲取のデータを見てどのように活用するかを決めたい。

問 水道会計が厳しい中、湧水を売り出すなど起業に向けた動きはないのか。

町長 以前やろうとした経緯があるが、採算性の面で断念したと思う。

 

 

質問件名  「事業仕分けについて」


問 結果をどう受け止めるか。

町長 3事業が不要・凍結、その他3事業が要改善という厳しい結果だった。今後も基本に立ち返って事業の目的や効果、効率性などを見直していきたい。

問 職員のディスカッション能力を問われる場面もあったと思うが、研修などを行うか。

町長 初めてということで戸惑いもあったし、事業内容を説明することの難しさを痛感した。新年度予算のヒヤリングは、職員の研修を兼ねて行いたいと思っている。

問 町側の仕分け人には、客観的な見方ができる人が良いと思うが。

町長 今回、最良の人を選んだと思うのでご理解いただきたい。

 

 

質問件名  「アスド会館について」

 

問 どのような方向性をもつか。

町長 売却処分の方針である。

問 賀茂危機管理局では警察・消防の活動拠点に指定されている。有事の際の災害対策本部としての利用価値はないか。

町長 耐震に数億の改修費が掛かる。公の利用は制限されるが、民間であれば耐震基準もそこまで厳しくない。

問 国・県が利用する施設なので、助成を受けて改修するという選択肢はないか。

町長 良い助成制度があれば利用していきたいので議員の皆さんも伝手があればお願いしたい。

 

 

3月議会

                                                    質問件名

「観光政策と伊豆ジオパーク構想について」

 

問 : 大島航路の復活を願う声は大きいが。


町長 : 防災拠点港の位置づけで改良整備ができないか、関係機関と交渉中である。



問  :  稲取港の整備が進められる中、大島航路の復活を願う声は大きいが。

町長 : 私自身も強い期待を抱いているが、現状では水深の浅い稲取港に高速ジェット船の接岸が難しい。防災拠点港の位置づけで改良整備ができないか、関係機関と交渉中である。

問  :  今後の観光協会のあり方について、どのような考えか。

町長 : 改革の必要性を強く感じている。協会の法人化も含め統合に向けての協議を深めたい。

問  :  インターネットによる誘客戦略に力を入れていくようだが、ネット対応が困難な施設もある。

観光商工課長: 協会のインターネット部会に相談してもらえればきめ細かく対応する。

問  :  ジオパークに特化した政策は考えているか。

町長 : 細野高原の整備とともに、世界ジオ認定のポイントになるビジターセンターの整備も進めていきたい。

問  :  金目鯛や築城石もジオになるとのことだが、モデルツアーを組んで教育旅行の誘客を図れないか。

町長 : 何でもジオパークになるとのことだが、いろいろと検討していきたい。

 

 

質問件名  「熱川地区の道路整備について」



問  :  温泉場から奈良本けやき公園までの道は狭く、不便を感じている。道路を改良するなどの対策は取れないか。

町長 : この区間の幅員が狭いことは承知しているが、用地買収や建物の移転、財政状況を勘案すると道路の改良は困難だ。

問  :  昨年の「ホタル観賞の夕べ」には千三百人の参加者がいて、多い日には二百人近くをバスで運んでいる。

町長 : 湯ヶ岡赤川線を利用するなど現場を通らないような工夫が必要だ。

問  :  熱川地区と伊東市を結ぶ“第三の道”建設への働きかけは。

町長 : 一昨年より新たな要望事項として、国や県に働きかけを続けている。今月7日には、国会議員に要望してきたところだ。

問  :  東日本大震災の時には、三陸縦貫自動車道が救援・復旧に役だったが。

町長 : 湯ヶ岡赤川線を延長して、トンネルで伊東の中大見線に結ぶ構想だ。

問  :  箒木山の民間が管理する林道はかなり荒廃が目立っているが。

町長 : この道はNTTの作業道で、維持管理もされていない状況だ。町が管理する考えはない。

問  :  NTTに聞いたところ現在アンテナ施設は休止しているということだが、道の管理は大丈夫か。

町長 : 町は確認していない。

問  :  先日松崎修善寺間で、山岳競争大会が開催されるなど、山の魅力が広がっている。さらに、平たい土地があるのでソーラー発電にも適しているのではないか。

町長 : 箒木山はあくまで、自然と遊べる場所として考えている。

 

 

質問件名  「森林事業と鳥獣害対策について」

 

問  :  町は本格的に森林資源の調査をすると聞くが、林業に対する町のビジョンを伺いたい。

町長 : 森林の生育状況や鳥獣被害、土地の現況調査を行う。

問  :  近年、花粉症が猛威をふるっているが、調査する予定はないか。また、ペレットボイラーを農家に勧めて間伐材を有効利用する考えはないか。

町長 : 杉や檜の花粉の調査は検討したい。ペレットボイラーは視察で導入事例を見たが、あまり需要がないようだ。

問  :  浜松市では天竜の森林資源を有効利用するため、助成事業によって民間を喚起している。それに呼応した家具会社が檜材を使ってカスタネットを作り話題になっていた。当町でもこのような取組ができないか。

町長 : 民間から言われれば対応も考えるが、当町では林業で生計を立てている人がいないという現実がある。

問  :  町内の有害鳥獣による被害はどの程度か。また、伊豆市の「イズシカ問屋」のような施設を建設するかんがえはないか。

町長 : 様々な部分で制約が多く、当町での建設は考えていない。

問  :  伊豆市の独占事業の形で、販売価格も高級牛並みの部位もある。手軽に購入するためにも、賀茂地域で連携して運営することはできないか。

町長 : やるとすれば東賀連携の形だが、今のところそういったうねりはない。

 

 

平成23年度 有害鳥獣の被害状況
面 積 金 額 被 害 作 物
イノシシ 7.6ha 90万円 柑橘類、野菜等
シ  カ 4.6ha 90万円 柑橘、野菜、低木、苗木
サ  ル 40ha 280万円 柑橘類、野菜等
リ  ス 0.1ha 報告なし 果樹

 

 

 

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