FIBA WORLD CHAMPIONSHIP 2006
 に行ってきました。

 

 毎年恒例のリクレーションは、今年はFIBAの世界選手権が日本で行われるという朗報から、浜松へのグループラウンド見学ツアーとなりました。20名の団員を引き連れての大移動でしたが問題もなく(貸切バス利用)順調に浜松アリーナに到着しました。
 1時間前の到着にもかかわらず会場は早くも熱気でいっぱい、出場各国の旗を持った応援団の姿が見られました。公式グッズの販売ブースは多くの人だかりでAHSのみんなもお気に入りのものを買っていたようです。私もプログラムやギリシャのタオルマフラー(国名の入ったタオルでぐるぐる振り回せるようになっている)、ストラップを買ってお小遣いがなくなりそうになりましたが、「これが最後です!」という売り子さんの声に惑わされてTシャツも買ってしまいました。大会終了後の着用法に苦慮しています。
 それはさておき、今回はせっかくのチャンスということでアリーナSS、アリーナS、指定Aをそれぞれ3席ずつ用意して、3人組になった団員がハーフタイムごとに移動するというゲルマン民族もびっくりの大移動を行うことにしたのです。小3のちびっ子には秋永コーチがついて、私は中2と行動を共にしました。
 少しでもいい席で見せたいという親心でしたが、結局自由席の方がよく見えたという評でした。私もそう思いました。バスケットボールの場合、リングが観戦の障害になります。少し高い位置から見た方が邪魔にならないのです。それと、自分のみやすいところで見るのが一番いいのかもしれませんね。
 なんと、世界バスケの公式キャラクターが“×○”でした。久しぶりに近くで見ましたがジャージ姿に惚れました!?瑠香がサインを求めたらサインはやっぱり『×○』でした。・・・当たり前か!
 第一試合はカタールとオーストラリアのゲームで、ここまで4敗といいところのないカタールとファイナルラウンドに望みをつなげたいオーストラリアが激突しました。
 序盤、スリーポイントシュートを次々きめ、ゾーンで固めたカタールが優位かと思われましたが、自力に勝るオーストラリアが引き離し、最終的には93-46というダブルスコア以上の大差で勝ちました。
 でもオーストラリアは思ったより不出来でした。大柄な選手が多い割には勝ち進めなかったのは、イージーミスとシュータッチの悪さから来る得点の低さでしょう。
 今回カタールの選手はいろんなところで私たちに愛嬌を振りまいてくれました。試合後の選手の観覧席にTシャツやボールなどを投げ入れるとサインをしてくれたりホールの方へ出てきてくれました。うちの子たちも随分“アラビア語?”のサインをしてもらってました。いい思い出になったようです。ありがとうございました。そういえば、オージーを追っかけしていた秋永コーチはどこへ行ったかな?
 AHSの団員が最も応援していたのがブラジルでした。とかく静岡県というのはブラジルに馴染みがあって、とくに浜松はブラジル移民の多い土地柄ですから、さぞかしすごい応援団が繰り出しているかと思えば意外とあっさりでした。逆にあいてのリトアニアのほうがすごい応援で、会場の警備員もピリピリでした。そういえばその応援団に紛れ込んだのがいたけど応援グッズもらってたみたいだな。
 ブラジルはバルボーサGとヴァレジャオJ2人のNBAプレーヤーがいながらパッとしないプレーが続きました。このゲームも74-79の接戦で落としてファイナル進出はなりませんでした。応援団がもっと来てればねぇ〜という感じでしたが、サッカーには熱狂してもバスケはいまいち不人気なのかなぁ?
 アテネ五輪4位のリトアニアは、グループラウンドちょっともたつきましたが、うまくファイナルまで持って行ったなという感じでした。旧ソ連の独立国だけに長身で緻密という感じでしょうか。ブラジルがリズムに乗っていればわからない試合でした。
 私が最も注目していたい試合がこのギリシャvsトルコでした。太古の時代はギリシャ文明の中に共存していたトルコでしたがオスマントルコ帝国時代に強大化し、ギリシャも長らく支配されていました。文化が融合しつつもはっきりと対立している国と国の姿は、まるで日本と韓国に似ています。それだけに応援合戦は強烈でした。特にトルコの応援団はすごかったですね。4戦全勝同士というシチュエーションもそれに拍車をかけていたようです。
 試合は序盤から白熱した展開で、トルコが前半をリードします。しかし、自力に勝るギリシャが追い上げ、最終的には76-69で押さえ込みました。
 会場では、次回開催国のトルコがあの手この手で自国をPRしていて、フラッグやキャップなどいろいろなものをプレゼントしてくれました。そのせいか、トルコの応援が多かったような気がします。個人的にはギリシャびいきの私はタオルとTシャツで応援した甲斐がありました。それにしてもギリシャの♯Dスコーツァニーティス選手は強烈でした。ダンクを何発も決めてましたよ!!

 

 2週間以上にわたる激戦を制覇したスペイン、決勝ではギリシャを制して初の栄冠を手にしました。アメリカを破ったギリシャは決勝ののスペイン戦を忘れていたのかな?という感じでしたね。残念です。
写真はYahoo!スポーツよりお借りしました。

 

 

 

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